コラム

「アパレルの仕事を辞めたい」と思った時に考えて欲しい3つのこと

給料も安く、希望通りに休むこともなかなか難しいアパレル業界のお仕事。

「明日お店行きたくない・・・」
「もうアパレルの仕事辞めたい」
と、思っている人はとても多いのではないでしょうか。

一般的にアパレル業界の離職率は他業種に比べ高いと言われています。

2度の転職を経験した私も、「仕事を辞めたい」と思ったことは一度や二度ではありません。
現職で楽しく働いていても仕事を辞めたくなる場面は何度もありましたし、実際に上司に相談して説得されたことも何度もあります。

アパレルの仕事を辞めたいと思っている人は、あなただけじゃありませんよ!
つらかったら、無理せずにゆっくり休んでくださいね。

 

でも、つらいからと言って、衝動的に退職してしまうのはとても危険。
一度冷静になって、「なぜ仕事を辞めたいのか?」考えてみませんか。

この記事は、アパレル業界に16年間携わっている管理人が、誰もが一度は通る道、アパレルの仕事を辞めたいと思った時に考えて欲しい3つのことを紹介します。

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アパレルの仕事を辞めたい時に考えること

冒頭でも書いた通り、アパレルの仕事を辞めたいと思う人はとても多いです。
私もアパレルで働きはじめて16年の間に、300回は「辞めたい」と思っています。

一番驚いたのは、自社のブランド愛が溢れていたMDチーフに「私も辞めたいと思ったことあるよ」と言われたこと。
誰だって一度は仕事を辞めたいと思うものです。

でも、そこで思い切って辞めてしまうのか、辞めずに留まるのかで、その後のキャリアは大きく変わります
今まで自分が頑張ってきた努力を無駄にしないためにも、一度自分の状況を整理してから行動に移しませんか。

仕事を辞めたいと思うのは甘え?

まずはじめに、仕事を辞めたいと思うことが甘えた考えだと思う人がいますが、それは違います。

何度も言いますが、仕事はどんな人でも一度は辞めたいと思うものです。
甘えだと考える人は、とても責任感のある真面目な人なんだと思います。
でも、そう思って無理を続けるのはとても危険。

まずはなぜ辞めたいのかを整理して、この先のキャリアを考えていきましょう。

1 仕事を辞めたいと思う理由を考える

実際に私が仕事を辞めたいと思った時に必ず行っているのが、なぜ仕事を辞めたいのか理由を考えること。

当たり前じゃん!と思う人もいると思いますが、今まで何人ものスタッフと退職の話をしてきましたが、なぜ辞めたいのか理由が曖昧な人って意外と多いです。

つらいから」は理由ではありません。

なぜつらいのかを考えることで、会社を辞めるべきか・残るべきかが見えてきますよ。

以下は私が仕事を辞めたいと思った時に行っている方法です。良かったらやってみてください。

  1. 紙を2枚用意する
  2. 1枚には仕事の好きなこと。もう1枚には仕事の嫌いなことを思いつくまま全て書く
  3. 出した項目をそれぞれ順位付けする

紙を2枚用意して、今の仕事の好きなこと・嫌いなことをそれぞれ出しきれなくなるまで全て書き出してみます。すると、自分が何にやりがいと持っていて、何がつらいのかが見えてきます。

この方法のポイントは、必ず手書きすること。

スマホやパソコンで打ち込むよりも、手書きすることで頭の中が整理できますし、書くだけ気持ちもすっきりすることがあるので、ここまでで「もう少し頑張ってみよう!」と思える人もいると思います。

この2つを書きだした時、好きなことの方が多い場合は、今の仕事を続けることをおすすめします。

嫌いなことが多い場合は、出した項目それぞれを好きな順・嫌いな順に順位付けしてみましょう。
すると、仕事においてあなたが好きなこと・嫌いなことが見えてくると思うので、どちらを優先したいのか比較してみてください。

2 仕事を辞めた時のリスクを考える

仕事を辞めることは、いくつかのリスクが伴います。
このリスクを取ってでも、仕事を辞めたいですか?

  • 収入がなくなる
  • 転職したらまた1から信頼関係を作らなければならない
  • 職歴が増える

3 10年後どうなっていたいかを考える

仕事は衝動的に辞めるものではありません。

今の仕事を辞めた先の、例えば10年後にどうなっていたいかを考えて行動すべきです。
現在26歳の人なら36歳のときどうなっていたいのか?を考えることで、自然と今の仕事を続けるべきか、転職するべきかが見えてきます。

理由別・仕事を辞めても良い人・ダメな人

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仕事を辞めたい理由はひとそれぞれあると思います。

アパレルの仕事であれば、人間関係給料商品の魅力・土日に休めないが特に多いと思いますが、理由によっては辞めない方が良い場合も多いです。ここからは、理由別に仕事を辞めるべきか・辞めないべきかを見ていきたいと思います。

辞めたい理由1:人間関係

人間関係が理由で辞めたい場合、選択肢は2つです。

店舗勤務の場合は異動ができるかを相談してみましょう。
理由は、通勤が遠いなど別の理由を用意すれば相談もしやすいと思います。
本社勤務や、相談すら難しい状況の場合は、転職することをおすすめします。

理由は、あなたが頑張っても人間関係を回復させるのは難しいからです。

人はなかなか変われませんし、特にアパレルは女性が多い環境なので、一度こじれた人間関係はなかなか修復できません。
また一番精神的にダメージが大きいのが人間関係。
人間関係が仕事を辞めたい一番の理由ならば、体のことも考えてすぐに今の環境を変えることをおすすめします。

同じアパレル業界で転職するならば、転職エージェントクリーデンスに登録してみましょう。
在職者の平均勤続年数など、聞きづらいこともエージェント経由で問い合わせできるので、長く働ける会社(=人間関係が良好な会社)かを見極めることもできますよ。

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クリーデンスの評判・特徴と実際に利用して転職に成功した私の感想

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辞めたい理由2:給料

収入が少ないことが理由で今の仕事を辞めたい場合は、まずは少し上のポジションの先輩がどれくらいの給料をもらっているのかを調べてみることをおすすめします。

それは、数年後自分がなるポジションだからです。
その人の給料ですら、納得ができない場合は、転職を考えた方が良いかも知れません。

同時に、自分が求めている給料が業界の平均給料と合っているかも考えてみましょう。
高望みしすぎている場合、転職活動をはじめてもあなたの望みを叶えてくれる会社を探すのは難しいです。

CHECK
アパレル業界の給料は安い?職種別平均年収と年収をアップする方法

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辞めたい理由3:土日に休めない

土日休みやイベント時に休めないのは当たり前のアパレル業界。
中にはサービス残業がある会社もまだまだたくさん存在しています。

そんな労働環境がとにかくつらいと思っている場合は、アパレルの仕事が好きかどうかを考えてみましょう。
理由は、アパレル業界は大なり小なりどこも同じだからです。

アパレル業界に残る場合、販売職なら土日やイベント時に休めないことはもはや宿命で、改善したければ雇用形態をアルバイトや派遣などに変えることで解消できる場合もあります。

辞めたい理由4:仕事内容

今の仕事内容が嫌な場合は、一度異動ができないかを相談してみましょう。
会社としては、退職は避けたいことなので、前向きに検討してくれる場合も多いです。
しかしその場合は、給与が下がる場合も考えられます。

以前あった例を出してみると、販売職以外の仕事を希望して本部に異動してきた店長がいましたが、役職が外れたことで降格扱いになったことがありました。
当たり前ですが、販売職と本部の事務職ではまったく仕事内容が異なります。
別職種で働くとなった場合、アシスタントからのスタートになるため、降格になる可能性もあることは視野に入れておきましょう。

また、これは転職も同様です。
同じアパレル業界であっても別職種へ転職する場合は未経験も同然です。
今までよりも給料が下がる可能性が高いことは覚悟しておきましょう。

異業種へ転職したい場合は、総合転職エージェントへ登録して一度転職のプロに相談してみましょう。
自分の市場価値なども知ることができるので、今度のキャリアプランをより明確に考えることができますよ。
中でもマイナビエージェントはサポート体制に定評があります。


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辞めたい理由5:社風

アパレルブランドは特に、独特な社風の企業が多いです。
それは多くの店舗を統括するために、ある程度必要なことです。

この社風に合わない場合は潔く転職しましょう。

会社を変えることは難しいことなので、あなたにあった社風の会社を探すことをおすすめします。


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辞めたい理由6:ブランドに飽きた

私もはじめて勤めた会社をこの理由で退職しました。
ブランドに飽きた、は少し語弊のある言い方ですが、自分が歳を重ねるにつれ趣味思考やライフスタイルが代わり、ブランドと合わなくなってくることは仕方がないことです。

とくにヤングレディースファッションやファストファッションなどを扱っていると、一定の年齢になった時点で「このまま働き続けていいのか?」と悩むことが必ずあります。

その場合は、迷わず転職しましょう。
今のあなたにあったブランドで、思いっきり仕事をすることをおすすめします。

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辞めたい理由7:結婚するから

女性が多いアパレル業界では、結婚を機に退職する人はとても多いです。
いわゆる寿退社ですね。

これってとても危険な考え方だって知っていますか?

転職ではなく結婚で仕事を辞めた場合、キャリアは一度ストップします。
次に転職をしたいと思った場合はブランクがあり、ほとんどゼロからのスタートになる上、女性の場合は既婚だと出産などの懸念から採用されにくくなるケースも。
差別だなぁ。と思うのですが、企業としては長く働いて欲しいと思うのが心情のため、このようなケースは良く見られます。
また、子どもが生まれても無職の場合は保育園へ預けることもできません。

昔は憧れだった寿退社は、多くのリスクを伴うことをよく理解しておきましょう。

辞めたい理由8:体調

決して楽な仕事ではないアパレル業界。
体を壊して辞めてしまう人はとても多いです。

とくに精神的にまいってしまって辞める人は近年とても多く、こうした場合は、1日でも早く退職することをおすすめします。

体を壊しても、会社はなにもしてくれません。

体を壊す人ほど、責任感が強く・真面目に頑張っている人が多いです。
体に異変を感じたら少し休んでみたり、思い切って会社を辞めることを考えてください。

きちんと申請をすれば、失業保険をもらいながら、じっくり転職活動することも可能です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

CHECK
アパレルの仕事を辞めた時すぐにやるべき2つのこと

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それでもやっぱりアパレルの仕事を辞めたいなら

辞めたい時の対応方法や理由別の対策を紹介してみましたが、やっぱりどうしてもアパレルの仕事を辞めたいと思った場合は、以下の3つを試してみましょう。

入社1年未満ならとりあえず1年は頑張ってみる

まず、入社1年未満の場合は、まずは1年は頑張ってみることをおすすめします。
なぜかと言うと、入社1年未満の場合は、職歴に書いてもなんの得もないからです。

入社1年では大きな実績もまだないでしょうし、強みもなく、アピールすることがありません。
せめて1年頑張って、職務経歴書に書ける実績を残してから転職することをおすすめします。

また、1年頑張ると仕事にも慣れて余裕が出てきます。今の仕事に対する考え方も少し変わってくると思いますよ。

しかし、体に不調が出ている場合は話は別。
「ちょっと変だな・・・」と思ったら無理をせず休んだり、退職を考えましょう。

 

長期休暇を取ってみる

これはなかなかハードルが高いことですが・・・
思い切って上司に相談して、長めの休みを取って見るのもひとつの手です。

仕事を辞めようか思い詰めている人の多くは、仕事を真面目に頑張っている人が多いと思います。
有給休暇、溜まっていませんか?

有給消化がてら長期休暇を取って旅行へ出掛けてみることで、気持ちも体もリフレッシュしてまた頑張れるかも知れません。

ちなみに、私はこの方法を実際に行いました。
思い切って上司に「辞めようか悩んでいる」と相談したところ、2週間休みをもらうことができたので、海外でのんびり過ごしたことがあります。

おかげでまたリフレッシュして謙虚な気持ちで仕事に取り組むことができましたよ!

転職活動をしてみる

入社1年以上で、とにかく毎日つらい場合は、転職活動をはじめてみましょう。

いろいろな求人情報を見ることで、今の会社に残るべきか・他の会社へ行くべきかが見えてくると思います。

私も現職で1度仕事を辞めたいと思い、転職エージェントに登録をして転職活動をしたことがありますが、今の会社よりも待遇の良い会社がなく、人間関係も1から作り直さなきゃいけないことなどを考えて、転職を止めたことがあります。

退職は慎重に。衝動的には絶対しない

「仕事を辞めたい」と検索する人は、月に1万人以上います。

私を含め、多くの人が悩む仕事の問題ですが、退職は多くのリスクを伴います
また、転職はとても多くのエネルギーを使う作業です。

少し立ち止まって考えてみると、意外と今の環境でも頑張れる気がしてくるものです。

「仕事を辞めたい」と思ったら、この記事でご紹介した方法で辞めたい理由を整理して、今の気持ちを冷静に分析してみましょう。

間違っても、衝動的に退職してはいけませんよ。
10年後どうなりたいかを考えた上で、計画的に転職活動をはじめましょう!

CHECK
アパレル転職に成功した私のおすすめ転職エージェントと活用方法

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