コラム

アルバイトでアパレルに入社してから本社勤務になるまで|私の転職体験談

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はじめまして。

管理人のMAKIと申します。
アパレル業界で働きはじめて16年目で、現在は産休中の身です。
休暇に入る前までは、某セレクトショップの本社でHR(人事)を担当していました。

私自身、アパレル業界に18歳で飛び込んでから2度転職を経験しました。
現在の会社が3社目で、やっと「転職して良かった!」と思える会社と巡り合えたと思っています。

当サイトでは、私がこの16年間で見てきた採用の裏側や、実際に転職した際に工夫した点など、以前の私と同じように「仕事を辞めたい」と思っているアパレル業界で働く人が、少しでも役立つ情報を発信していければと思っています。

この記事では、自己紹介の代わりに私がアパレルのアルバイトから本社で人事を担当するまでの転職体験談を書いてみたいと思います。

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1社目:18歳でアパレル業界にアルバイトで入社

私がはじめてアパレル業界に飛び込んだのは18歳の時です。
その頃はギャルブームの全盛期で、私もバリバリのギャルでした。

毎週のように通っていた憧れのブランドで働きたくて、応募したのを今でも覚えています。
運良く採用となり、私は18歳で109系ファッションブランドのショップ店員になりました。

入社から1年後に晴れて社員に

その会社は、入社1年後くらいから店長の推薦で社員昇格試験を受けることができる会社でした。
憧れのブランドで働いて、社割で好きなブランドのお洋服を買えるだけで毎日幸せだったのですが、店長からの勧めもあり社員昇格試験にチャレンジすることに。
勉強はあまり得意ではありませんでしたが、なんとか合格することができ、私は晴れて社員になれました。
社員昇格後に人事異動となり、そのショップのサブとして働くことになりました。

はじめての店長職

サブになってからは、店長やアルバイトスタッフと予算達成に向けて頑張る日々。
イベントの企画や、館とのお付き合いなどはじめてのことばかりでしたが、とても勉強になりました。

サブとして働きはじめて2年ほど経ったころ、小さなお店の店長に昇格。
はじめてのことばかりでとても不安でしたが、スタッフの採用やディスプレイ、シフト管理など20代前半で店舗運営を任せてもらえたことで、大きく成長できたと思っています。

その後、いくつかの店舗の店長と新店の立ち上げなどを経験しました。

私が1社目を辞めようと思った理由

アルバイトから店長まで育てていただいたこの会社は、今でも感謝の気持ちしかありません。
私がこの会社を退職したのは24歳とき。
理由は、商品に魅力を感じなくなったこと仕事内容です。

私が当時勤めていた会社は109系のギャルブランドでしたが、24歳になって、少しずつ自分の着たい服装や好みが変わってきてしまいました。
また販売職以外の仕事にも興味を持つようになり、私の場合はバイヤーにとても憧れていました。

1社目の会社状況

  • 従業員人数:約100名前後(当時)
  • 店舗数:約15店舗(当時)
  • 雇用形態:アルバイト→正社員
  • 在職年数:6年
  • 役職:店長
  • 給与:23万円/月
    (時給900円→月収18万円→月収23万円だったと思います)
  • 転職理由:商品に魅力を感じなくなったため / 別の仕事にチャレンジしたかったため

 

2社目:はじめての転職は大失敗

見出しから結果が出てしまっていますが・・・
はじめての転職は結果として大失敗でした。頑張って2年勤めましたが、今思い出してもつらいです。

私がはじめて転職した先は、前職よりも会社規模も店舗数も小さなアパレルショップでした。
ジャンルはギャルではないものの、客層は10代後半~20代後半くらいまでの比較的若い女性向けのファッションブランドです。

この会社へは、転職活動は行わず知人に紹介されるがまま入社しました。
理由は、バイヤーアシスタントを募集していたからです。
ちなみに、私はこの転職の時にはじめて職務経歴書の存在を知りました。
友人に教えてもらいながら、コンビニで買ってきた履歴書と職務経歴書を手書きして提出したことを覚えています。

紹介だったため、面接後即日採用となりましたが、ほとんどリサーチもせずに入社したため、入社1週間で辞めたいと思うようになりました。
給料は前職よりも約2万円ほどダウンしています。

人間関係に苦しむ

入社した会社は社員規模数十名の小さな会社でした。
店舗も片手で収まる程度しかなく、私はそのうちの1店舗のスタッフ兼バイヤーアシスタントとして働くことになりました。
あこがれのバイヤーができるので給料がダウンしても仕方がないと思っていました。

しかし、この会社は人間関係が悪く離職率がとても高い会社でした。

特に直属の上司とは相性が合わず、入社直後から一挙手一投足を監視をされ、指摘される日が続きました。
毎日ちょっとしたことで怒鳴られ続けると、人はどんどん萎縮していき、良いパフォーマンスを発揮できなくなります。
私も同様で、だんだんと店頭で笑えなくなっていました。

私はこの手の店長のことを「束縛店長」と呼んでいるのですが、
ワースケ(ワークスケジュール:1日の各スタッフの業務内容をまとめたもの)通りに仕事をするのはもちろん、自分の思い通りに行動しないと激しく叱責する店長は意外と多いと思います。

社内でこの店長は腫れ物のような扱いを受けていて、他店や本社の人たちは「可哀想」と思ってくれてはいるものの、助けてはくれませんでした。
これが好きなブランドであれば続けられると思いますが、正直好きなブランドではなかったため言い訳にするものが見つからず、とにかく毎日辛かったです。
ストレス発散のためにほぼ毎日のように飲み歩いていたのを覚えています。(笑)

入社1週間目ですぐにでも辞めたかったのですが、知人の紹介のためすぐに辞めづらかったのと職歴を増やすのが怖くて、いやいやながらもこの会社では2年間働きました。

転職失敗の理由

  • 良くリサーチをせずに入社した(離職率の高さや評判などを調べなかった)
  • 全く興味のないブランドを選んだ
  • 知人の紹介のためすぐに辞めづらかった

転職活動をはじめる

1年半ほど働いて、そろそろ限界を感じて本格的に転職活動をはじめました。

その頃にはバイヤーとして、アクセサリーなどの商品数の少ないカテゴリーは任せてもらえるようになっていて、店舗とバイヤーの業務が半々くらいのバランスになっていました。
今後もバイヤーとして経験を積んでいきたいと思い、次の転職はバイヤーとして転職しようと決めました。

その頃、友人から転職エージェントを使うのが便利だと聞き、はじめて転職エージェントを利用してみることに。
転職エージェントは、複数社登録して多くの求人と自分に合ったエージェントを探しながら転職活動をした方が良いと思い、何社か登録をしたうち、クリーデンスさんと縁があり、クリーデンス経由で今の会社へ応募をしました。

この時私が利用した転職エージェントや体験談はこちらの記事をご覧ください。

CHECK
私がアパレル転職エージェントを利用した理由|私の転職体験談

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転職先が決まる前にケンカして退職が決まる

ちょっとまた見出しがひどいのですが・・・><
実は2社目については、ケンカして辞めてしまいました

その頃は現職の選考が二次面接まで残っていて(全部で3次面接までありました)、気が緩んだのか、ささいなことで前述した店長と衝突し、つもりにつもった気持ちが爆発してしまいました。

もう、ここで謝って元に戻るのも嫌だと思い、翌日には退職したいと伝えました。
こんな退職の仕方は決しておすすめできませんので、ご注意ください。(笑)
本当にお恥ずかしいです、、

会社と話し合い、退職日は有給消化も含めて2ヶ月後になりました。
この2ヶ月間で転職先を決めなくてはなりません。

正直なところ、現職への転職は乗り気ではなかったのですが、退職が決まってしまったことで今まで以上の企業リサーチを行い、二次面接に望みました。

その努力の甲斐あってか、二次面接・三次面接を突破し、無事に退職の1ヶ月前にギリギリで転職先が決まりました。

2社目の会社情報

  • 従業員人数:約30名前後(当時)
  • 店舗数:約3店舗(当時)
  • 雇用形態:正社員
  • 在職年数:2年
  • 役職:販売スタッフ兼バイヤーアシスタント
  • 給与:20万円/月
    (昇給は一度もありませんでした)
  • 転職理由:人間関係と商品に魅力を感じなかったため

3社目(現職):セレクトショップへ入社する

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3社目は全国に30店舗ほどセレクトショップを運営している会社に決まりました。

今までの私の経歴で入社できるとは思えなかった会社です。

転職エージェントのCA(キャリアアドバイザー)との面談の結果、会社規模が大きくなる分、私の今までのバイヤーとしての経歴では転職が難しく、経験の豊富な販売職で入社することになりました。
100%納得できる職種での転職ではないものの、雑誌にも良く掲載されていて知っているブランドでしたし、客層も30代が中心で今後も長く働いていけると考え転職を決意しました。

最初の1年半は販売員。2年目からは店長に昇格

最初の1年半は販売員として配属され、2年目からは小さな店舗の店長を任されるようになりました。

バイイングなどの仕事はもちろんありませんが、商品も自分の年齢に合っていて楽しく働くことができました。
前職の経験を活かし、自分は絶対に束縛店長にはなるまいと誓い、アルバイトを含め自店のスタッフが楽しく働ける環境づくりを心がけていました。
その後数年は店長として現場で働き、本部からの打診で本社で勤務することになりました。

担当は残念ながら若い頃望んだバイヤーではありませんが、今までの店長としての経験を評価していただき、HR(人事部)の一員として採用に携わる仕事に就いています。

3社目に満足していること

転職エージェントを通して入社した現職は、今までの私では到底入社できなかったような会社です。

当初の希望だったバイヤーでの転職ではありませんでしたが、福利厚生も充実していて1,2社目と比べ有給休暇も取りやすく、年1回の賞与(ボーナス)もきちんと出ます。
また、昇給も毎年されていて年収は前職に比べ150万円以上アップしました。

私は現在産休中なのですが、前職・前々職では産休の取得実績がなく、今も働いていたら結婚すらできていなかったと思います。

前職で辛い2年間を過ごしましたが、今は転職して良かった、と思えています。

3社目の会社状況

  • 従業員人数:約500名前後
  • 店舗数:約50店舗
  • 雇用形態:正社員
  • 在職年数:6年目
  • 役職:人事部所属
  • 給与:34万円/月
    (入社当初は月収23万円ほどだったと思います)

転職活動を成功させるために

私の転職歴をざっと書いてみました。最後までお付き合いいただきありがとうございます。

改めて振り返ってみると、ろくにリサーチもせずに転職を決めたり、転職が決まる前にケンカして辞めたりと、本当にひどいことをしてるなぁと思います・・・。
お恥ずかしいです。

その時の反省を踏まえて、転職エージェントを利用して現職に転職しましたが、今回の転職ではじめて「転職して良かった!」と思えています。
現職では採用に携わっていて、多くの転職希望者の面接を行っていましたが、つねづね転職は人と会社の縁だと感じます。

その縁を掴むためには、1社に絞って転職活動をするのではなく、さまざまな視点で求人を探し、気になったところはとにかくリサーチして、応募してみることが大切です。

当サイトでは、自分の失敗談や採用側からの視点でさまざまな情報を紹介していこうと思うので、ぜひ他の記事も合わせてご覧いただけると幸いです。

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