転職活動では、応募前に求人票で条件を確認すると思います。
この時、ついつい月収や賞与の有無、仕事内容などをチェックしがちですが、個人的に一番チェックして欲しいと思うのが、年間休日数です。
年間休日数は、105日や120日等と記載されていることが多いですが、たった10日違うだけでも3年勤めたら約1ヶ月も休みが少ない計算になってしまいます。
特にアパレル企業では、有名ブランドでも年間休日数が極端に少ない企業もまだまだ存在するのが現状。
転職後に「休みが少なくてつらい」と後悔した私の経験から、年間休日数別の月別公休数などを紹介します。
アパレル転職時に必ず気をつけるべき年間休日数
なぜアパレル転職時に年間休日数を気をつけるべきなのかと言うと、完全に私の実体験からです。
私は以前、年間休日数が105日の企業へ勤めていました。
年間休日数105日の場合、完全週休2日制の計算になります。
つまり、祝日は休みではないと言うこと。
販売職であれば、なんとなく麻痺しがちになりますが、これが本社職であったらどうでしょう。
その会社でキャリアアップして本社で働くようになったとしても、祝日が休めないとなるとどうですか?
この先何年も、ゴールデンウィークも休みなく働くのはつらいと思いませんか?
また、年収が同じで休みが少ない場合、当然1日あたりの賃金も低くなる計算になってしまいます。
いくら好きな仕事だとはいえ、休むことも大切。
転職活動で失敗しないためにも、応募前には求人票をしっかりチェックすることをおすすめします。
こんなに違う!年間休日数の落とし穴
とはいえ、年間休日数120日ってどれくらい休めるのかわからない人も多いのでは?
ここからは、よくある年間休日数を基に、実際に1週間で休める日数の目安と月の公休数をまとめてみました。
あなたが応募しようと思っている企業の年間休日数とぜひ照らし合わせて見てください。
年間休日数 | 休みの目安 | 月の公休数 |
90日 | 日曜休み+隔週土曜休み+祝日 | 7.5日 |
100日 | 日曜休み+隔週土曜休み+祝日+特別休暇 | 8.3日 |
105日 | 週休2日 | 8.75日 |
120日 | 週休2日+祝日 | 10日 |
125日 | 週休2日+祝日+特別休暇(夏季・年末年始) | 10.4日 |
※あくまでも目安です。
わかりやすいように土日休みをベースに、月の公休数は12ヶ月で割った日数を記載しています。
表にしてみるとわかる通り、年間休日数90日と125日では、毎月3日も休みが変わることがわかります。
ネットの情報を見ていると、年間休日数が90日でも勤務時間が短ければ良いのでは?との意見も見られますが、アパレル業界で勤務時間が短いことは、残念ながらほとんどありません。
このことから、アパレル業界で転職する場合には、年間休日数が多い企業を選ぶことも大きなポイントだと言えるのではないでしょうか。
アパレル業界では年間休日数105日はザラ
これは私自身の転職の経験からですが、アパレル業界では年間休日数105日程度の企業は多くあります。
有名ブランドなのに、年間休日数がこんなに少ないの?
と、思ったことは何度もあります。
年間休日数が少ない企業の場合、本社職であっても祝日は出勤となるため、祝日は店舗へヘルプへ行く可能性もありえます。
また、週休2日であっても、毎月どれか1日土曜日は出勤と定められている企業などもありました。
転職エージェントを通して確認してみると、やはり月1日は店舗へヘルプへ行く決まりになっているとのことでした。
アパレルブランドの場合、土日は書き入れ時となるため、このような制度のあるブランドも数多くあります。
応募前に必ず年間休日数の確認を!
私は年間休日数の少ない企業で働いてから、必ず求人票で年間休日数をチェックするようになりました。
ひとつの会社で長く安定して働くためには、休日数はとても重要だと思ったからです。
好きなブランドや仕事だからと言っても、休みは誰だって1日でも多く欲しいですよね。
アパレル業界では、まだまだ年間休日数の少ない企業が多く存在しているので、転職時には必ずチェックすることをおすすめします。
本当に休めるの?と思ったあなたは
この記事を読んで、年間休日数なんて嘘なんじゃないの?と疑心暗鬼になっている人もいるのでは?
そんな方は、転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントでは、直接企業へ問い合わせしづらい内容も、代行して確認してくれるため、年間休日の実績なども応募前に知ることが可能。
比較的福利厚生や待遇が整っている大手ブランドやセレクトショップへ転職する場合、求人自体が出回っていないことも多いため、非公開求人を扱う転職エージェントを利用することで、より待遇の良いブランドへ転職できる可能性も高まりますよ。
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