履歴書に必ず必要な証明写真。
アパレル業界の転職は、他業種に比べてとくに気を使わなければいけません。
駅前のスピード写真で撮影したものを貼っておけばOK!と、思っている人いませんか?
ダメとは言いませんが、本気で転職するならこの方法はNGです。
リクルートスーツを着て、薄化粧をした写真を撮ろうと思っていませんか?
残念ながらアパレル業界の転職はこれもNGとなる場合があります。
この記事では、アパレル業界の転職時に気をつけたい履歴書写真の撮り方を紹介します。
Contents
アパレル業界の転職は履歴書写真も重要ポイント
なんとなく、近所のスピード写真で済ませてしまいがちな履歴書写真。
他業種では、誠実さや清潔感のある写真が好印象となる場合がありますが、アパレル業界は違います。
(もちろん誠実さや清潔感は当たり前に必要です)
理由は、採用側は自社の製品を着こなせるか?ブランドにマッチしているか?を見ているからです。
別の記事でも書きましたが、ナチュラル系のブランドにロックテイストの方が書類を送ってきても「会ってみたい」とはなかなか思われないと思います。
また、アパレル業界ではセンスの良さも重要な選考ポイントになります。
常識のない奇抜な服装はもちろんNGですが、リクルートスーツに薄化粧の無個性な写真よりも「自分らしさ」を感じる写真の方が好印象を持たれる場合が多いです。
特に、販売職への転職の場合は、なるべく明るく・愛嬌のありそうな印象を持たれる写真を用意する必要があります。
私の失敗談
実際に私も過去の転職時に白いカットソーに黒のジャケット、薄化粧の定番3点セットで撮影した写真を、転職エージェントへ提出したことがありますが、「撮り直した方が良い」とアドバイスをもらいました。
その際に言われたのが、「これでは私の本当のイメージが伝わらない」とのこと。
なんならジャケットを脱いでいいから、もっと明るいイメージの写真を用意してください。と言われ再撮影しました。
高いお金を払って写真館で撮影したのですが、「家でスマホで撮影したものでもいいですよ!」と言われた時はちょっと悲しかったです。(笑)
それだけ、アパレル業界の転職では「自分らしさ」を表現することが重要なポイント。
普段着(私服)での撮影は一般常識を疑われますのでもちろんNGですが、常識を抑えつつ「自分らしさ」を表現するのが大切です。
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実際にあった履歴書写真のNG事例
私は、現場の店長から本社の人事担当に就くまで10年以上の間、アルバイト・正社員問わず採用に関わってきました。
今まで履歴書を何枚見たか数えきれません。
ここでは実際にあった履歴書写真のNG事例を紹介します。
- 普段着で撮影している
アルバイトなら問題ありませんが、正社員の場合は別。
自社の服を着てくれていても、一般常識のない人なのだと判断されます。 - とにかく厚化粧
きれいに写真を撮るためには、しっかりお化粧をする必要はありますが、つけまつげを何枚も重ねていたりアイシャドーが極端に派手だったりでは、服装同様常識を疑われる可能性が高いです。 - 帽子・マフラーなどをつけている
意外と帽子を被っている人も多いです。おしゃれだから良いってものではありません。 - 画面に寄りすぎor引きすぎ
写真自体に極端に余白があったり、アップ過ぎたりする写真も多いです。
これ自体は選考で落とされる理由にはなりませんが、印象としてはあまり良くありません。 - 写真のサイズが間違っている
履歴書の写真サイズはたて4cm×横3cmです。
他の使い回しを思わせる大きな写真や、小さな写真を添付している方がいますが、こちらも印象はとても悪いです。
これが正解!アパレル転職時の履歴書写真の撮り方
NG事例を踏まえて、アパレル転職では、以下の点に注意して写真を撮るのがポイントです。
- 「自分らしさ」を感じられる写真
- 明るく・愛嬌があると感じられる写真(特に販売職の場合)
- 一般常識は最低限抑える
この3つのポイントを抑えるためには、髪型を工夫してみたりジャケットのインナーを変えてみたりなどの工夫が必要です。
また、明るく愛嬌を感じるためには、笑顔で写真を撮りましょう。
笑ってはいけないと思っている人もいるようですが、証明写真では”ほほえみ”程度の笑顔が重要です。
当たり前の基本は抑える
3つのポイントにも記載しましたが、アルバイトと違い転職時には「一般常識が備わっているか」も大切なポイントです。
いくらセンスが良くても常識がない人とは一緒に仕事はできないと思われてしまうからです。
中途採用で、一から教育をしようと考えている企業はなかなかありませんから、社会人として最低限のマナーを感じられる服装や写真である必要があります。
そのため、これから紹介する履歴書写真の基本は必ず守るようにしましょう。
サイズは縦4cm×横3cmの長方形
履歴書の規定サイズはほとんどが縦4cm×横3cmの縦長の長方形です。
このサイズで撮影をしておけば、ほとんどの履歴書にぴったり貼ることができます。
間違っても他の用途で撮影した写真を使いまわしてはいけません。
3ヶ月以内に撮影したもの
理由は「今現在の自分の写真」である必要があるためです。
あくまでも目安ですので、半年前でも変わっていなければ問題ないとは思いますが、太ったり・痩せたり、髪型などを変えた場合は3ヶ月以内でも撮影をしなおすのが常識です。
無帽・目線ありのもの
証明写真は基本的に帽子やマフラー、アクセサリーなどの装飾はNGです。
また、サングラスなどの目が隠れてしまうものも付けてはいけません。
メガネは、日常付けている場合は付けたまま撮影してOKです。
アパレル業界だから、ちょっとおしゃれに。と思って大きなピアスやネックレスなどを付けている場合も見受けられますが、基本的には外した方がベター。
小ぶりなものであれば、ブランドによっては問題ないかも知れません。
背景はブルーまたはホワイトの無地
背景は必ず無地のものを利用しましょう。
色はブルーまたはホワイトが一般的です。
口元は”ほほえむ”
表情は”ほほえんでいる”のがベター。
歯を見せて笑うのもダメですし、無表情で写っているのも良い印象を受けません。
この微笑みがとても難しいと思うのですが、きれいに微笑んでいる写真は、不思議と会ってみたいと思えます。
髪の毛が長い場合は束ねる
髪が長くて顔周りが隠れてしまう場合、髪の毛は束ねます。
ポニーテールなどの一つにまとめたヘアスタイルが基本です。
派手で華やかに見えがちな巻き髪などはNG!巻き髪を推奨しているような、女性らしいファッションブランドの場合は良いかも知れませんが、基本的には避けた方が無難です。
清潔感があるか?を基準に考えてみるとわかりやすいと思います。
アパレル業界の履歴書写真でよくある質問
ここでは、当サイトへ実際にあった質問に対して私なりの見解を書いてみたいと思います。
ピアスなどのアクセサリーはしても良い?
一般的な履歴書写真ではアクセサリーは付けないことが多いと思いますが、個人的には大ぶりなものでなければ付けても良いと思っています。
むしろ、付けないとおかしいコーディネートならば、付けるべきだと思います。
ネックレスなら小粒の石がついた華奢なもの、ピアスであれば一粒石のパールや天然石のものなどであれば問題ないのではないでしょうか。
どんなメイクならマナー違反にならない?
応募するブランドにもよるので、一概にメイクのルールはないと思いますが、清潔感を欠いた濃すぎるメイクは避けた方がベターだと思います。とは言え薄すぎるのも考えもの。
清潔感があり、社会人としての一般常識があると思われる濃さのメイクを心がけることをおすすめします。
ちなみに、撮影時はストロボなどで顔が明るく映るため、少ししっかり目にメイクした方が写りが良いように思います。
スーツ以外ならどんな服装なら良いの?
私の経験談となりますが、CAさんにスーツ着用の写真をダメ出しされたあとは、白のブラウス(当時のトレンドっぽいシルエット&生地感のもの)を着用して撮影しました。
清潔感が出せ顔が明るく見えるので、色はホワイトのものもを選ぶのがおすすめです。
ちなみに私の場合は、胸元が少し空いたものだったため、ネックレスなどの小ぶりなアクセサリーも付けて撮影しました。
メイクや服装は応募ブランドによって考えよう
今回ご紹介したのは、あくまでも私自身の経験談からの見解なので、一概に正しいとは言えませんが、清潔感があって自分らしさを表現することを心がけておくことがポイントではないかと思います。
また、清潔感の度合いも応募するブランドによって異なるので、ご自身の志望するブランドに合わせて考えることをおすすめします。
どうしても不明な場合は、キャリアアドバイザーに相談を。
親身になってアドバイスしてくれるはずです!
受かる履歴書写真の撮影方法
基本を抑えたらいざ撮影です。
証明写真は駅前のスピード写真などが一般的で、最近ではスマホで撮影した写真を証明写真用に加工できるものなどもありますが、本当に転職に成功したいなら写真館で撮ることをおすすめします。
費用は高くつきますが、本気の人ほど写真館で撮影したきれいな写真を使用している人が多いです。
また、転職エージェントなどを利用する場合は写真をデータで送る必要があるため、証明写真はデータと写真両方持っておくのが一般的。写真館で撮影すれば、証明写真は印刷したものとデータの両方をもらえるので一度撮影してみてください。
証明写真を撮影してくれる写真館は全国規模だと、カメラのキタムラなどが有名だと思います。
東京にお住まいの方で個人的におすすめなのが、資生堂フォトスタジオです。
銀座の資生堂ビルの中に入っているフォトスタジオなのですが、ここでは資生堂のプロのスタッフがメイクを施してくれ、証明写真を撮ることができます。
料金はメイク込みで16,000円(女性)と、とても高額ではありますが、とにかくきれいに撮れます。
私自身も利用して、「詐欺かな?」と思うくらいきれいに撮れましたし、職場の先輩や友人も利用していますが、とにかくきれいに美しく写真を撮ってくれます。
本気で転職に成功したい方はぜひ検討してみてください。
アパレル転職の履歴書写真はあなたの第一印象をきめる重要なツール
アパレル業界の転職時に気をつけたい履歴書写真のポイントを紹介しましたが、いかに履歴書写真が重要なのかがおわかりいただけたのではと思います。
私個人の経験から、独特のマナーのあるアパレル業界の転職を成功させるにはプロの力を借りるのも必要だと思います。
そんな時頼りになるのが、アパレル業界に精通したキャリアアドバイザーのいる転職エージェントではないでしょうか?
アパレル業界受けする履歴書写真や、職務経歴書の添削・面接対策までお任せできる転職エージェントはクリーデンスです。
私自身も利用していましたが、失敗談でも書いた通り、履歴書写真や職務経歴書の添削などしっかりサポートしてくれ、無事に転職に成功することができました!
アパレル転職をするなら、必ず登録しておくことをおすすめします。
アパレル業界の転職では、採用側は「あなたが自社ブランドにマッチしているか」をとにかく重視します。
ブランドによっては、体重や髪型などの見た目を最重要視するところもあると聞きます。
そのため、書類選考時に目にする履歴書写真はあなたの第一印象を決める、もっとも重要なツールです。
第一印象が悪ければ、「会ってみたい」とは思えません。
多くの採用担当者が「あなたに会ってみたい」と思える写真をぜひ用意して、転職に望んでくださいね。
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