ルイ・ヴィトンやシャネルなどのラグジュアリーブランドと呼ばれる有名ブランドの多くは高い接客技術を求められる、販売職の中でも憧れのポジション。
有名外資系ブランドの顔として働きたいと考えている人は、多くいるのではないでしょうか。
とはいえ、外資系企業は、国内企業と比べ、実力主義の世界。
入社するのも、簡単なことではありません。
この記事では、外資系アパレルブランドで働くために知っておきたいポイントや、転職を成功させるコツなどを紹介します。
Contents
外資系アパレルブランドで働くには?
外資系アパレルブランドは2極化の傾向
まず、外資系アパレルブランドと一口に言ってもさまざまあると思います。
最近では、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)やCHANEL(シャネル)、GUCCI(グッチ)などのラグジュアリーブランドと、H&MやGAP、ZARAなどのファストファッションブランドの2極化の傾向が強いと言われています。
ラグジュアリーブランドもファストファッションブランドも、外資系アパレルブランドではありますが、商品の単価や客層がまったく違うことは、誰が見ても明らか。
あなたが、どちらのブランドで働きたいかによって、面接対策や年収、転職活動の方法なども変わってきます。
この記事では、主にラグジュアリーブランドへの転職方法について紹介していきたいと思います。
新卒募集はごくわずか。経験者の中途採用が主流
アパレル業界の転職は、他業種に比べ業界知識や経験を求める傾向が強いですが、外資系ブランドは特にその傾向が顕著です。
そのため、新卒の募集をしている企業がごくわずか。
ほとんどの場合、即戦力となる販売職の経験者を求めています。
販売職の経験は、異業種でも問題ない場合もありますが、最低でも3年以上の職務経験が必要だと言えるでしょう。
もちろんアパレル業界での販売経験があるのがベスト。
未経験の場合、まずは国内ブランドで販売経験を積むことをおすすめします。
外資系ブランドでキャリアチェンジは難しい
また、外資系ブランドでプレスやバイヤーとして働きたい。と考えている人も多いですが、その場合もまずは国内ブランドで自分の就きたい職業を経験することをおすすめします。
先ほども書いた通り、多くの外資系ブランドは即戦力となる経験者を求めています。
そのため、中途入社した人材はその職種のプロとして扱われ、販売職として入社した人はずっと販売職としてキャリアを積んで行くことになる可能性が高いです。
国内ブランドのように、販売職から入社して本社職へ異動するケースはほぼないと考えた方が良いでしょう。
ヘッドハンティングも多い世界
外資系ブランドは、国内ブランドに比べヘッドハンティングが多いと言われています。
商品単価の高いため高い接客力が求められ、多くのブランドはより優秀な販売員を求めています。
そのため、ミステリーショッパーなどを使い、優秀な販売員はヘッドハンティングされることも多いです。
トレンドよりもブランドらしさが求められる
外資系ブランドは、国内ブランドに比べ、トレンドよりもブランドを体現できるか。を求める傾向が強いです。
外資系ブランドの多くは、スタッフにユニフォームを貸与しており、ヘアスタイルからメイク、マニキュアの色などまで細かく指示されます。
それらを忠実に守り、ブランドを体現することができる人材だと印象付けることができるかが、ラグジュアリーブランドで働くために必要なポイントと言えるのではないでしょうか。
外資系アパレルブランドの年収
外資系アパレルブランドの年収は、国内ブランドに比べるとやはり高いです。
以下は目安ではありますが、販売員の年収の時点で、国内ブランドよりも高いことがわかると思います。
また、国内ブランドと違い、自社商品を着用する必要も少ないため(ユニフォームが貸与されるため)、社販する機会も少なく、実際に受け取れる給料も多いのではないでしょうか。
販売員 | ~300万円 |
SV(スーパーバイザー) | ~400万円 |
店長・マネージャー | 600万円~ |
外資系アパレルブランドへ転職する方法
外資系アパレルブランドへ転職するには、先ほどもお伝えした通り、なによりも経験を積むことが重要です。
外資系アパレルブランドは、特に高い接客力と細やかなマナーが求められるため、販売職の経験は最低でも3年以上は積んでおくことをおすすめします。
また、各社ブランドならではの採用基準が設けられているため、転職活動も戦略的に行うことが必要。
英文レジュメが求められることもあるため、応募書類の準備もしっかりと行う必要があります。
外資系アパレルブランド求人を多く保有する転職エージェント
英文レジュメや、面接対策など、何かと不安の多い外資系アパレルブランドへの転職活動。
転職時には転職エージェントを活用することをおすすめします。
アパレル業界に特化した転職エージェントの中では、クリーデンスが、外資系ブランドの求人を多く保有しています。
私も実際にクリーデンスを利用した際には、外資系ブランドへの転職を提案されました。(私はセレクトショップ志望だったため、断りました)
また、日本全国の求人を保有していて、どの地域の方でも利用が可能です。
まずは一度登録してみてはいかがでしょうか。
外資系アパレルブランドの面接対策
外資系アパレルブランドでは、国内ブランドの面接対策は通用しません。
ここからは、外資系アパレルブランドで実際に働いている友人から聞いた外資系ブランドの面接対策について紹介します。
面接時の服装のポイント
アパレル企業の転職で一番悩むのが服装。
国内ブランドやセレクトショップなどの面接では、一般的にそのショップにふさわしいコーディネートや、そのブランドのアイテムを着用することが望ましいと言われていますが、高額な外資系ブランドではそうもいきません。
もちろんそのブランドの服を持っていれば、コーディネートに加えることが一番ですが、実際にそのブランドのスタッフが店頭で身につけている服装やメイク、ヘアスタイルなどを意識するだけでも、採用担当者の印象はガラっと変わります。
外資系ブランドは、ブランドを体現できる人材であるかを重視する傾向が強いため、必ず店舗に実際に行き、ユニフォームの印象やヘアスタイル、メイクなどを参考にすることをおすすめします。
外資系アパレルブランド働くためのポイント
外資系アパレルブランドへの転職成功のポイントは、何よりも即戦力となりうる経験を積むことに尽きます。
派遣会社などでもラグジュアリーブランドの求人を目にすると思いますが、そもそも未経験の場合は、派遣会社でもラグジュアリーブランドに就業できる可能性はわずか。
まずは、国内ブランドで経験を積むように促されることが多いようです。
外資系ブランドは、国内ブランドに比べ、商品単価も高く、より高い接客技術が求められます。
販売職のプロとして働くために経験が足りないな、と感じた場合は、国内ブランドなどでより高い接客スキルを身に付けることが、憧れのブランドで働く第一歩だと言えそうです。